導入事例 | 順立てなしの混載パレタイズソリューションは、日本国内の3PL関連企業の倉庫内における運用効率を飛躍的に向上させます
Upload time: 2023-09-12

2023年2月にXYZ Roboticsは革新的なロボティクス・インテグレーター、Chinoh.Ai社と協力し、埼玉県蓮田市にある大手3PL関連のトランコム社の倉庫内の保管業務から出庫業務における工程でのロボットピッキングと混載パレタイズのシステムを納品しました。当該プロジェクトは人手不足の物流業界において、スマートウェアハウス化に向けた先進的な応用事例となりました。

『自動倉庫の縦方向の空間を利用した入出庫業務の改善、AGVを活用した製品の搬送、XYZ Robotics社のアームロボットを活用したパレット to パレットのデパレタイズ・パレタイズの自動化により、入庫から出庫の全自動化ができ、深刻な労働者不足の問題を解決することができました。』
 *トランコム株式会社 蓮田ロジスティクスセンター 担当者の浅海様より

今回導入のシステムは、国内外の数百の混載パレタイズ関連のプロジェクトの経験と知見をもとに既存の倉庫の自動化改修を実施し、弊社もロボット技術が作業の効率化と省人化に有効であること再認識し、物流倉庫全体のプロセスを改善する新たなソリューションを提供することができ、嬉しく思います。

トランコム様に納品した保管業務から出庫業務におけるピッキング・オーダーピッキングのソリューションは、RGVとリフトを組み合わせた四方向シャトルシステム、AGV、および混載パレタイズロボットにより構成されており、倉庫内の保管とピッキングという2つのニーズに対応するためのソリューションです。これにより、入庫、保管、出庫の全プロセスの自動化が実現できました:

  1. 上流工程で作業者が商品の受入れを行い、AS/RSの入口まで搬送した後、四方向シャトル(RGV)がこれを受け取り、入庫を完了することにより、「上流保管」が実現されます。
  2. また、下流でWCSの指示を受けたAGVは、AS/RSの出口から製品が積載されたパレットをピッキングロボットのデパレタイズ位置まで搬送し、空のパレットをパレタイズ位置まで搬送し、「下流工程のピッキング」が実現されます。
  3. ロボットがオーダー順にピッキング作業を完了した後、AGVは商品パレットを倉庫に戻します。オーダー分全てをピッキングした後、既定の積載高さに達すると、AGVはパレットを作業者が梱包する位置まで搬送します。これにより、出庫のピッキング作業が完了します

その中で、XYZ Roboticsの順立てなしの混載パレタイズロボットは、高精度のビジョン認識能力、積み付けアルゴリズム、柔軟性のある深層学習アルゴリズムを活用し、混載パレットオーダーピッキングにおいて効率的で柔軟な出庫ピッキングソリューションを提供しております。これにより、上流保管工程・下流ピッキング工程において立体倉庫の強みを最大限に活かし、物流センターの保管能力とピッキング効率を向上させています。


効率的な保管、柔軟なピッキング、特に下流工程でのピッキングに重点を置き、上流の保管業務にもメリットをもたらす

——XYZ Roboticsの混載パレタイズソリューションの強み

1. 順立てなしの入庫をサポートし、リアルタイムで混載パレタイズを行うことで、倉庫内の入出庫業務の柔軟性を促進します。

  • XYZ Roboticsの順立てなしの混載積み付けアルゴリズムは、オーダーの順番に基づき、最適な積み付けパターンをリアルタイムに形成し、パレットに製品を積載することができます。事前に順立てをする必要をなく、積載スペースを最大限に活用し、倉庫内の製品の積載作業を軽減し、立体倉庫のスループットを向上させます


2. 高い積載率と安定した積載によるAGV搬送コストの削減

  • XYZ Roboticsの積み付けアルゴリズムは、独自の技術により最適な製品の積載場所を探し出し安定した積載を実現しています。許容範囲内でより高く積み付けすることで、AGVの往復回数を減らし、搬送コストを削減できます


3. 製品サイズの事前登録不要で、様々なSKUに対応可能

  • XYZ Roboticsの深層学習アルゴリズムは事前の製品サイズの登録が不要で、200種類以上の異なるサイズの箱を認識することができ、設置・調整時間を大幅に削減し、柔軟な作業を実現します。また、画像認識精度が高く、日々の数千個の入庫や出庫作業において、人為的なミスを削減し、省力化を実現することでき作業効率をが向上させします


4. 多種多様な技術、各種自動化装置との調和

  • 画像処理技術と混載積み付けアルゴリズムを同時に持つ企業として、XYZ Roboticsが提供する混載パレタイズソリューションは技術的優位性を備えており、上流保管・下流工程のピッキング作業との調和を実現し、倉庫全体の自動化を促進致します。スループット、倉庫スペースの利用率、作業の正確性において、飛躍的な改善をお約束いたします。


今回のご紹介した事例は、XYZ Roboticsの海外向けソリューションの一つの成功事例です。今後もXYZ Roboticsは引き続き、先進的な3Dビジョンとロボティクスの技術を通じて、より多くの企業の自動化システムへの改変の手助けをし、サプライチェーンのスマート化、効率化、柔軟性をサポートし、新しいスマートウェアハウス化の時代を共に切り拓いていきます。


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トランコム社について

トランコム株式会社は、本社を名古屋市に置き、1955年に設立されて以来、68年の歴史を持つ、日本の大手物流企業です。全国60の物流センターと50の情報センターに加えて、トランコムの全国的な輸送および配送ネットワークは約13,000社の協力パートナー企業の取引があります。トランコムグループは、全国20万台の中長距離トラックと配送マッチング(貨物輸送およびトラック配車マッチングサービス)を中心に、物流ネットワークと専門知識を最大限に活用し、多くの企業に広く利用されている物流プラットフォームを構築しています。


Chinoh.Ai社について

Chinoh.Ai株式会社は、日本のロボティクス・インテグレーターでり、AGV、RGV、ロボットアーム、AGFなどのソリューションを複数のトップメーカーに提供しています。WMS、ERPなど上位システムとの統合・インテグレーションのみならず、クライアント様のニーズに合わせ、 ハード改造・ミドルウェア開発などカスタマイズも行っています。
Chinoh.Aiのクライアントには住友商事トランコムなど3PL  マツダなど 製造メーカーなどがあり  多くの製造物流また 流通業などから幅広く支持されています。

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